Before (改善前)

機器や装置、ユニット品などの板金組み立て品には、タップ加工を行った厚板の座板が使用されます。座板となる厚板の板材にタップ加工を行うには、複数の加工工程が必要となります。例えば、板厚が16mmの厚板にM5タップの穴をあけるとなると、①ピアッシング ②下穴の穴あけ加工 ③面取り ④タップという4つの工程を行わなければなりません。複数の加工工程を伴うので、加工費用も嵩み、加工時間も長くかかってしまいます。

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After (改善後)

座板の使用用途が大きなトルクを必要としない場合であれば、上図のような薄板の板金部品にて代用することができます。例えば、電気配線が必要なユニット機器や装置の配線用固定金具のような、固定だけが目的に使用される部品であれば、板厚t2.3の板を曲げた部品にM5のタップ加工を行った板金部品にて十分、機能を満たすことができます。また、このような板金加工品であれば、①下穴パンチ ②切削タップの2工程で済むので、加工コストと加工時間を圧縮することができます。

POINT(要約)

厚板へのタップ穴加工は段取りも多くかかり、コストもそれに比例します。特に、量産・大ロット品となると、積算される加工時間と加工コストは大きく変わってきます。また、板曲げ品であれば、板厚や曲げ寸法を変えることで、フレキシブルな対応を行うことができます。