Before (改善前)

ユニット機器やユニット装置に取り付けられるカバーや扉には、開閉用の取っ手を使用します。取っ手を取り付けるには、取り付けられるカバーや扉となる板金部品に穴をあけ、ボルトにて取り付けを行います。もちろん、取っ手は別途、購入・調達をしなければなりませんし、取っ手を止めるボルトも必要になります。少額のアクセサリパーツ、締結部品と言えど、取り付けには工数が必要ですし、数が多くなればそのコストも上積みされていきます。

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After (改善後)

重量ではないカバーや扉であれば、市販されている取っ手を使わずに、板金部品を曲げて取っ手代わりにすることで、十分機能を満たすことができます。もちろん、重量の大きなカバーや扉は難しいですが、小型の機器や装置用のカバーや扉であれば代替可能です。取っ手が必要ではなくなるので、取っ手とボルトの購入費用と組立作業が不要になるので、それらのコストを削減することができます。

POINT(要約)

部品点数を少なくすることはコストダウンに直結する、大きな対策です。部品点数が少なくなればその調達費用を抑え、組み立てに必要な工数も少なくなります。上記のように板金部品で代替できるものであれば、積極的に変更していくことで無駄なコストを削ることができます。